たまにはスローガンについて考えてみる


当事務所は、巡回指導や監査対策のご依頼も多いため、依頼者である運送会社によく伺うのですが、監査で行政処分を受けても結構な割合で、その場しのぎの対応をしている運送事業者さんが多いなと常々私は感じています。

 

 

行政処分をくらったあと、ホワイトボードに

 

「〇〇運送 安心・安全キャンペーン 今年のスローガンは無事故・無違反」

 

と書いてスローガンを掲げた事業者さんに、その内容を聞くと毎月どんな安全指導教育をしていくかの具体的な内容がまったく決まっていない。

あるいは、内容は運輸安全マネージメントに沿って決めたけど、まったく実施していない運送事業者様がいます。

 

 

 

これは、非常に危険です。

形骸的に掲げたスローガンほど無意味なものはありません。

 

 

 

自社の存在価値を高めたり、第三者に提供できる価値を増やすためのスローガンでなければ存在しないも同然です。

 

 

逆に、しっかりつくりこめば、それでかで競合他社との差別化につながっていきます。

 

ドライバー全員が集荷先や配達先で、「うちの今年のスローガンは〇〇〇なんです。」と毎回口に出してアピールするだけでも、相当な差別化が図れるはずですよね。

 

そのために、どこまで自分ごととしてドライバーに考えさせれるか。これは社長や運行管理者さんの手腕にかかってきます。

 

 

「難しいわ、そんなこと。あいつらドライバーだから。」そう思って何もしないのはもったいないと思いませんか?

運送会社は差別化が難しいからと、思考停止している運送会社の社長様は、試しにやってみてはいかがでしょうか。

 

 

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