「ワガママ」のすすめ


私は仕事柄、多くの運送事業者様とお話させていただきますが、「やり手だなー」と感じる社長さんの共通点は、みな

 

ワガママ

なことです。

 

 

一般的に「ワガママ」と言うと悪いイメージを抱く人が多いかもしれませんね。

私の言っているやり手社長のワガママは

 

 

企業としてどう在るべきか、何を成すべきか

のビジョンに対して妥協しないが故から出てくるもののことです。

 

 

筋の通ったワガママと単なるワガママがある

目指すビジョンに対して、直感的に次は何が欲しいのか、何が必要なのかを判断できる状態であって、感情に素直だから周りからするとワガママに見える。だから、時として昨日YESと言ったことが、今日はNOとなる。

 

しかし、それは自分の描くビジョンに忠実であるための思考・行動であって、いうなれば一本スジの通ったワガママです。

 

対照的に「単なるワガママ」は考えの心のブレから起こるワガママです。中長期的なビジョンが定まっておらず心が揺れ動く状態だから言動に一貫性がない。これはちょっと危険ですよね。

 

 

やり手社長と話をしていると「あれ?社長、今日言っていること、この前言っていたことと全然違いますよ」とよくなることがあります。

 

でも、私はあえてツッコミを入れません。

 

なぜなら、考えが変わるという事は、それだけ毎日、色々な情報をインプットしながら思考をしているわけで、ゴールに到達するために必要なことが、今日知った情報の中にあった、あるいは昨日考えていたことより今日思いついたことの方が最適な手段だった。

 

 

そうやって、より合理的で正確な道を選んでいくのは当然だからです。言い換えると、「筋のとおったわがまま」は常に成長している証ということです。

 

 

私が同じテーマでブログを書いても、来年は言うことが変わっているかもしれません。

単なる言い訳?

 

ではなく、私も常に成長しているからです。

 

 

 

ただし、社長のワガママも過度な独裁政治となって、常に社員が右往左往してしまっては本末転倒です。

そういった場合は暴走を避けるため、客観的に社長へ意見をのべる人の存在が必要となります。

 

 

要はバランスが大切ということですね。そういった事がわかっている社長さんは、暴走するしないに関わらず、ご意見番としての右腕を置いるもので、やっぱりスゴイなと思います。

 

 

 

 

中小運送事業者さんも、企業としてどう在るべきか、何を成すべきかをしっかり定めないといけない時代は既に来ています。

もし、考えがブレていると感じる方は、しっかり将来のビジョンを定めて、一本スジの通ったワガママになってはいかがでしょうか。

 

 

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