運送業界はほんとうに特殊な業界のか?
私は運送業支援を行っているので毎日多くの運送事業者さんに合います。お話をしていてよく出る言葉は「運送業界は特殊な業界だから」です。はたして特殊なのは運送業界だけでしょうか?
建設業、IT企業、飲食業・・・ect
どんな業態であれ、特殊な面は持っているわけで、他の業種を営んでいる社長さんも、うちは特殊な業界だと思っているし、悩みも共通しています・・・
- 資金繰り
- 利益増
- 人材確保
など。
企業、特に中小企業は社長そのものであり、社長の思考が三次元化されたのが法人です。
社員の会社に対する帰属意識も、社長さんに対する帰属意識であり、これは社長個人のアイデンティティにとても深くひもづいているのではないでしょうか?
「社長が好き、だから会社も好き」
この方程式は成り立ちますが
「会社は嫌い、でも社長は好き」
は成り立ちませんよね。
うちは「運送会社だから」という言葉に秘められたワナ
うちは「運送会社だから」
社長さんがこう考えているうちは、従業員、つまりドライバーさんも「俺はトラックドライバーだから」という思考に陥ります。
- トラックドライバーだから、ビジネスマナーは必要ない。
- トラックドライバーだから事故があって当然。
- トラックドライバーだからトラック転がすだけ。だから仕事はお気楽。
これが、社長さんが、うちは一般企業だからドライバーといえど
- 運送会社もサービス業だからビジネスマナーは必要。
- 社会は荷主のためにも事故には気を付ける。
- 組織だから協調性を持って仕事をするのが当然。
こんな考えの根付いた中小運送会社があれば、それだけで存在価値があると思いませんか?
最近、私は運送会社の従業員の方は、3日でもいいから他業種へインターンに行って、全くの別業種を経験してもらうのもありかなと本気で思っています。
たとえば、飲食店で接客の大切さを学んでくるとか。
もちろん、業界に根付いた風土を変えるには相当な時間と根気は必要になりますが、勝ち残る運送会社になるために、思考の枠を広げるためにあれこれチャレンジしてはいかがでしょうか。
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